共働き世帯の妻の収入は、10万円~15万円が最も多いというデータがあります。また、妻が仕事を辞めると生活ができないという家庭が約40%、食事・日用品など生活の質を落とせば暮らせるという家庭が約30%、娯楽を控えれば暮らせるという家庭が約25%とのデータもあり、ほとんどが生活のために働いているというのが現状です。しかし、共働き世帯は片働き世帯より収入が多いにも関わらず、大半は貯金が足りていないという問題があります。
理由として一番多いのが、相手の収入が不明、さらに夫婦で合計した収入も不明ということです。共働きの場合は、家賃や保険代などの固定費は夫の支払い、食費・日用品は妻の支払い、残りは各自でお小遣いとなりがちです。しかし、財布が2つでは家計が把握しづらいため、支出が増えます。また、生活に余裕があると、プチ贅沢としてちょっと良い物を買いがちです。こういった積み重ねが、大きな無駄に繋がります。
今の自由がなくなるの恐れて先送りにしがちですが、本来共働き世帯の貯蓄目標は年収の約20%と言われているようです。理想は、夫婦全ての収入を合わせて1つの財布でやりくりすることです。しかし、それが難しい場合は収入の内70%でも構いません。そのようにして財布を1つにすることで自然と節約になり、貯金ができるようになります。今は共働きで余裕があっても、女性が出産を迎えるといつかは一人の収入でやりくりしなければならない日がくるのです。その時のお金と生活のゆとりが、今どのくらい貯金できるかにかかっていると思うと、無駄遣いはできません。